振袖
緻密な技術と最高級の生地
振袖の生地は縦糸4000本(通常、約3600本)の平糸で織る最高級品。重厚感と光沢が一目で伝わります。良い発色を生み、上品な色合いを醸し出すため、生地においても妥協を許さず厳選したものを使用しています。
白生地:彩の宴
色を一つ一つ作る
繊細な色味を表現し、1枚ごとに色を作ります。色は粉の染料を水に溶いて2時間以上火にかけ炊き込み、それを元に色合わせをしていきます。
作り出す色は無限です。振袖1枚に40〜50もの色が使われます。
色は粉の染料を水に溶いて2時間以上火にかけ炊き込み、それを元に色合わせをしていきます。
白生地をパレットに色を作ります。
染料の湿度と温度を保つための専用の保冷庫です。
彩琳独自の技術「よけ染め」
彩色された柄の地色部分を大小の刷毛で柄を浮かび上がらせるように除けながら手仕事で染める独自の技法です。
染料を生地に定着させるために独自の地入れ液で下染をする工程が必要になります。よけ染によってグラデーションや多色使いが可能となり、華やかで上品な作品が出来上がります。均一に濃淡のムラの無いように染めるには熟練の友禅技術が必要です。
熟練の友禅技術/よけ染め
刷毛での京友禅
通常の京友禅は筆を使用しますが、彩琳では刷毛を使って染めています。これは上質で、ぎっしり詰まった生地の一本一本の芯まで染めるため。
こうすることで、明るい色は鮮やかに、濃い色は深みを増して発色します。
大小さまざまな刷毛
さまざまな
伝統工芸の重なり
京友禅だけでなく、金彩や京縫い刺繡も希少な伝統工芸の職人の手仕事です。
彩琳の振袖はこのような京都の伝統的な職人技術が集結して作られたものです。
振袖の大半が機械印刷
⼿描き友禅は1%
今や京友禅も含め振袖の大半が大量生産の機械印刷=インクジェットプリントとなり、⼿描き友禅は1%ほどと大変希少な存在となっています。
機械印刷の振袖は、染料を生地の表面に吹き付けて作られます。そのため流行のデザインを取り入れやすく安価なのですが、それは反面、同じ柄の振袖が大量に生産されていうるということ。
一方で人生の本当に大切な節目は「人の手で作られた良いものを着たい」と考えられる方もおられるかと思います。
彩琳はそのような思いを叶えるため、伝統的な技法に沿った本物の振袖、手描き京友禅を製作しています。
手描き友禅の振袖を
製作するのは「染匠」
彩琳は「染匠」と⾔われる⼿描き京友禅の独特の職業を生業としています。
京友禅は意匠の考案から下絵、糊置き、引染、挿友禅、仕上げまで、14、15の⼯程に分かれており、各⼯程専⾨の職⼈が代々受け継がれた⾼い技術を駆使して作り上げます。意匠・デザインの考案から製品の完成まで統括して仕上げることが染匠の仕事です。彩琳は希少な自社工房と専属の職人を抱えており、独自の技術・意匠を継承しています。
京都の手描き友禅とは
京都手描き友禅は、江戸時代に京都で生まれた技法です。
特徴は糸目(糊)を置くことで世界でも例のない多色使いが可能なことであり、絵画的な文様が特徴です。
糸目から友禅、そして金彩加工、刺繡に至るまで全て手仕事で仕上げられています。
様々な伝統工芸の技術が一枚に施されている芸術品と言えます。
成人式が行われる1月の前は仕立てが大変混み合います。
インスタグラムなどでご覧頂いた振袖は、在庫のないものは5ヶ月前、 在庫のあるものは3ヶ月ほどお時間頂きますようお願いいたします。
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