蛸薬師からVol.2 秋の出町ふたばの栗餅と京友禅の紅葉
- 彩琳

- 10月3日
- 読了時間: 2分

京都の秋の味覚といえば、豆餅で知られる「出町ふたば」
毎年この時期には、丹波産の大粒の栗を使った特製の栗餅が登場します。
やわらかなお餅の中に、ほっくりとした栗がごろんと入った贅沢な一品。
午前10時を過ぎると行列は賀茂川近くまで伸びますが
手際のよい対応で列は意外とスムーズに進みます。
早朝から開店しているので、工房チーフの定村は通勤途中に立ち寄り
季節の恵みをみんなに分けてくれます。
つい「栗餅だけ」と思っても、気づけば定番の豆餅も手にしてしまうのは京都人あるある。。
日持ちはしませんが、京都大丸などにも少しだけ置かれますので、
旅の折にはぜひ味わっていただきたい一品です。
さて、季節は進み、着物も秋の気配を映したものに袖を通したくなります。
今回ご紹介するのは、全面に紅葉を描いた訪問着「紅葉がり」

一般的に紅葉というと、茶や暖色系を思い浮かべがちですが、
彩琳の一枚は鮮やかなグリーンが印象的。
繊細な色味と金彩、刺繍で手仕事の上質感が際立ちます。
内閣府政府広報室の海外向け広報誌 HIGHLIGHTING Japan でも
「京友禅の秋の意匠」として取り上げられました。
自然の色彩を大胆に取り込みながらも、静謐な気品を漂わせる──。
京都アトリエでは、こうした特別な訪問着をゆっくりとご覧いただけます。
紅葉狩りのお散歩がてら、ぜひお立ち寄りください。
