蛸薬師からVol.7 明倫学区という場所と、京都・祇園祭
- 3 日前
- 読了時間: 2分

祇園祭が近づくと、彩琳には毎年「火除神璽」が届けられます。
このお札は、祇園祭を支える町や関係者から授与されるもので、
一年間、火除けや厄除けのお札として会社にお祀りしています。
祇園祭は八坂神社の祭礼として知られていますが、
実際に山鉾を所有し、維持しているのは各山鉾町です。
山鉾の修復や懸装品の保存、お囃子や曳き手の準備など、
その運営は地域の人々によって支えられています。

彩琳が工房を構える明倫学区は、
室町・新町・烏丸周辺に広がる、祇園祭の中心地域の一つです。
13基もの山鉾を擁するこの地域は、京都の町衆文化を今に伝える、少し特別な場所でもあります。
古くからこの地域で暮らし、商いを営む人々や企業には、
「祇園祭を支える一員」として祭を支えていく役割が受け継がれてきました。
彩琳も明倫学区で商いを続ける企業の一つとして、毎年祇園祭への奉賛を行っています。
そして、そのご縁として届けられる火除神璽は、地域とともに歩んできた歴史の証でもあります。
祇園祭を支えてきた町衆文化と、室町の呉服文化の歴史の流れを受け継ぎながら、
彩琳は現在もここ明倫学区で京友禅の手仕事を続けています。
祇園祭の山鉾が何百年もの時を経て受け継がれてきたように、
私たちもまた、この土地に息づく美意識やものづくりの精神を未来へ伝えていきたいと考えています。



