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きものコラムVol.4|単衣について

9月10日
読了時間: 2分

9月に入り、日中はまだ汗ばむ日がありますが

装いにも少しずつ秋の気配を取り入れたくなる頃。


そんな季節に出番を迎えるのが、単衣(ひとえ)のきものです。




単衣とは、裏地をつけずに仕立てたきもののこと。裏地のある袷(あわせ)に比べて軽やかで、夏へ向かう6月と、まだ暑さの残る9月に着るものとされています。


けれども最近は、暑い時期が長くなり、5月や10月にも単衣をお召しになる方がいらっしゃいます。暦はひとつの目安として、その日の気温や体感、お出かけ先に合わせて選ぶとよいですね。


同じ単衣でも、6月と9月では、心ひかれる色合わせも変わります。


夏へ向かう頃には、すっきりと涼やかな色を。秋へ向かう頃には、茶色や深みのある色を少し取り入れると、季節の移り変わりを装いでも楽しめます。


濃い色のきものに明るい色の帯を合わせたり、帯締めや帯揚げに秋らしい色を添えたり。まだ暑い日にも、色合わせで秋の気配を感じられるのは、きものの楽しみのひとつです。


心地よく着るためには、きものの下に着るものも大切です。暑い日には麻の長襦袢を選ぶなど、肌に近いところで涼しさを工夫する方法もあります。


季節を感じる装いと、無理なく過ごせる着心地。その両方を大切にしながら、単衣を楽しんでいただけたらと思います。


「この気温なら何を着よう」「帯は何を合わせよう」と迷われたときは、どうぞお気軽にご相談ください。お召しになる場面に合わせて、一緒に考えさせていただきます。



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